冴えない会社員が知識ゼロから始めた株式投資

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なぜ株式投資だったのか

当時の私は、会社員として働いていました。職場の人間関係こそ恵まれていたものの、年々増える仕事の量と責任という名の同調バイアスに嫌気がさしていました。

そして、これらは今後も加速していき、ただ、人並みの当たり前の生活をする為だけに、精神や肉体を疲弊させかねない。そんな漠然とした不安と不満を抱えていました。会社員としての給料以外に、収入を得る手段はないものかと考えましたが、何を始めるにも人やモノといった資本が必要になります。そこで、お金に働いてもらおうと「ものは試しに」と、始めてみたのがきっかけでした。

失敗から学んで高配当株へ

ただ、全く知識も経験もない状態からのスタ-トでしたし、日中は仕事をしていましたので、プライべ-トな時間を削って勉強をし、テクニカルによる短期トレ-ドや、ファンダメンタルを重視した中長期で運用していく方法など、様々な投資手法を試しました。ですが、どれも仕事をしながらとなると時間的に難しく、なによりも、株価の値動きが気になって仕事どころではなくなってしまいました。

そこで、私が最終的にたどり着いたのが高配当株投資です。

最大の懸念点

懸念点もあります。それは、減配のリスクがあるという事です。日本の上場企業は業績が悪化すると簡単に配当金を減らしてきます。この減配リスクを避けるために、毎年増配し続けている企業があることや累進配当銘柄といわれる「配当金の減配はしません」と公言している企業もあることを知ってしておきましょう。

高配当株投資とは?

 高配当株投資はキャピタルゲインと呼ばれる株式の値上がり益を狙った投資スタイルではなく、インカムゲインと呼ばれる株価の変動に関わら保有しているだけで、年数回得られる配当金や株主優待を主な収益とする投資スタイルです。そのため、日々の値動きを気にする必要がなくプライべ-トな時間を犠牲にせずに仕事や趣味に集中できること。また、値動きのチェックや売買の手間がなく、なにより精神的な負担が少ない事が最大のメリットです。

どのような企業に投資すべきなのか

実際に、株式に投資すると言っても東京証券取引所に上場する企業は約3800社あります。この中から投資先を選定するのは至難の業です。そこで、ここではシンプルに以下の3つに絞って検討しました。

 まずは、配当利回りについてです。株価が安く、配当金の高いものほど、利回りが高くなるしくみです。ここで、注意しなくてはならないのが、高すぎる利回りには理由があるという事です。なぜそこまで利回りが良いのか、一度調べてみる必要があります。

次は、配当性向についてです。これは、今年の純利益のうち、配当金を出す支割合のことです。配当性向が8割、9割と高すぎる企業は今年の純利益のほとんどを配当金に使っているという事になりますので、新たな設備投資などに回せる資金が少なくなってしまう点には、注意が必要です。 最後に、自己資本比率についてです。これは企業の財務健全性を表しています。自己資本比率の低い企業は必然的に借入金が多く、事業資金の多くを借金に頼った経営をしていることなります。最悪の場合、借入金が返済できないという事態にも陥ってしまうリスクがあります。

高配当株に投資してみた成果

配当利回り、配当性向、自己資本比率この3点のバランスが良い企業を選定し、私は貯金から500万円を元手に、年間利回り5%の企業に投資してみたのです。最初の年にもらった配当金は約25万円でした。感覚としてはボーナスが一回増えるといった感じです。約3年間保有し続け

て、もらった配当金は約75万円です。自分では何もせずに、元手が10%以上増えたと考えれば十分なリタ-ンだったのではないでしょうか。

やってみて気が付いたお金が増える仕組み

今でも後悔していることがあります。それは、「受け取った配当金をなぜ再投資に回さなかったのか」ということです。高配当株投資とは、複利の効果を利用することこそが、最も効率の良い方法だったのです。

複利の効果とは?

複利の効果というのをご存じでしょうか?これは、運用で得た収益を元本に上乗せすることで利益が利益を生み、膨らんでいく効果です。具体的には、受け取った配当金を使い、さらに株式を買い増すことで翌年もらえる配当金が更に増えます。増えた配当金で、更に株式の買い増しをすると、その翌年にはさらに配当金が増えていきます。そのため、利回り自体は変わらなくとも、年々収益が増えていく仕組みです。

損失回避バイアスという人間の心理

人間は、利益を得る事よりも損をしたくないという恐怖の方が、2.5倍多いと言われています。これは、人間の防衛本能によるところですが、これが損失回避バイアスと呼ばれるもので、損失を認めたくないがために、さらに損失が膨らんでしまうという人間心理です。短期的な値動きを予測することはプロでも難しいとされていますし、そもそも感情を持っている人間は投資には向いていないとまで言われています。

結論として

昨今、年金2000万円問題や人生100時代など、老後の経済的不安をあおるニュ-スが増えています。それに伴って、副業への関心の高まりや経済的自由を手に入れて、自分の人生を楽しみたいといった新しい価値観が生まれ、FIERという造語まで世の中に浸透してきたように思われます。よく、株式投資はギャンブルだという人がいます。ですが、私は全く違う意見を持っています。株式投資とはあくまで将来を見据えた資産運用であり、次の瞬間、損をするか得をするかといった、短期的な投機ではありません。株式投資を副業とする場合、複利の効果を活かしつつ、長期間かけて収益を増やしていく高配当株投資が、最も適していると思います。

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