パート主婦が副業で新築マンションの内装検査員をやってみた体験談

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新築マンションは、しゅん工前(工事が完了し施主に引き渡す前)に内装のキズや不具合がないかの検査を行います。

この検査を担当する「新築マンションの内装検査員」というバイトがあります。私は副業として、新築マンションの内装検査員のバイトを約半年間やっていました。

建設業の専門的な知識が必要、というよりも入居者の目線になって検査をすることが求められる業務なので、主婦や女性に向いている仕事だと思います。

ちょっと珍しい仕事と感じられるかもしれませんが、時給が比較的高く体力的にもきつくないので、副業として始めるにはおすすめだと思います。

私が経験した新築マンションの内装検査員の仕事について、詳しく紹介します。

目次

新築マンションの内装検査員の副業をやってみた感想

新築マンションの内装検査員は、とても楽しい仕事だと思います。建設現場で働くのは重労働ではないかと思われがちですが、そんなことはありません。

内装検査をするために室内を歩く程度で、重い荷物を運ぶこともなく安全に働けます。日頃運動不足を感じていて「体を動かしながらお金がもらえたらいいな」と考えている人にはおすすめの副業だと思います。

新築マンションの内装検査員の副業を始めるに至った経緯

本業は高級マンションのフロント業務をやっています。週3日のパート勤務で、シフトはほぼ固定されているため、仕事量を増やしたり減らしたりすることができません。

フロント業務は簡単であまり忙しくなく、またダブルワークが可能な会社だったので、シフトが入っていない日に、副業として何か始めようかと考えるようになりました。

副業をするならマンションに関わる仕事がいいなと思い、インターネットで検索することにしました。

私が利用した求人サイトは「マイナビバイト」です。

キーワード欄に「新築マンション」と入力し「週1からOK」「ダブルワーク」といった検索条件を選択したところ、たまたま内装検査の案件が出てきました。

内装検査は、本業のフロント業務とは違い体を動かす仕事なので活動的でいいな、と思いこの仕事を始めることに決めました。

新築マンションの内装検査員の求人は、時期によって募集していないときもあるようです。

求人まとめサイトの「Indeed」で「新築マンション」「内装検査」といったキーワード検索をすると出てきます。

実際どのくらい稼げたか?

月に平均して5万円くらい稼げました。

時給は地域によって差がありますが、私の職場エリアは時給1,100円でした。一日の稼働時間は現場によって変わりますが、だいたい6時間〜8時間くらいです。

月に6件くらい仕事を入れてもらっていたので、合計で約5万円くらいになりました。私の職場エリアは地方都市だったため、時給はあまり高くありませんでした。

東京や都心近くのエリアは物件数が多くなり時給も1,200円以上になるので、より効率的に副収入を得られると思います。

どんな人に向いているか?

新築マンションの内装検査員は、基本的に一人で作業をすることが多い仕事です。物件によってはチームで動く場合もありますが、どちらかというと黙々と作業をするタイプの仕事だと思います。

接客業のように、不特定多数のお客様と会話をするといったことがないため、ひとつの作業に集中して働きたい人に向いていると思います。

新築マンションの内装検査員の仕事は日によって作業場所が異なるので、一つの職場にとどまらず色んな場所に行きたい人にもおすすめです。

どんな仕事内容か?やり方は?

新築マンションの内装検査員は、研修期間があるので未経験の人でも始めやすい仕事です。本業に合わせて稼働スケジュールを調整できるので、副業として続けやすい仕事だと思います。

新築マンションの内装検査とはどのような仕事なのか、内容を詳しく説明します。メリットデメリットもあるので、この仕事に興味がある人は参考にしてみてください。

新築マンションの内装検査員の副業とは?

自分が稼働できる曜日や日にちを事前に申告しておけば、その日に仕事を依頼してもらえるので本業とのスケジュールバランスが取りやすく、働きやすい副業だと思います。

新築マンションの内装検査員の仕事を本業としている人もいましたが、どちらかというと、主婦やフリーターが多い印象でした。

作業をする前に研修期間があり、仕事で使う専門用語や必要な持ち物を教えてもらえるので、建設業界に未経験の人でも問題なく始められると思います。

新築マンションの内装検査員の仕事内容

仕事は朝8時か9時頃から始まり、必要な作業が終了すれば帰れます。だいたい16時前後で、遅くても18時までには終了します。

仕事内容については、最初に、検査をする部屋の図面とテープをもらいます。チェック項目は、主にキズや建具の動作確認です。

例えばリビングの床にキズを見つけた場合、そこにテープを貼り「①」と番号をふります。そして図面の同じ箇所に丸をつけ、そこから間取り図の外まで線を引き「①」と記入をします。

間取り図の中に番号を記入するとごちゃごちゃして見づらくなるので、必ず間取り図の外に記入をします。

そして、間取り図の横にある記入欄に「①、リビング、床、キズ」と記入をします。こういった作業を各部屋、全て行います。

チェック項目はキズだけでなく、クロスのはがれや窓の開閉確認などさまざまなので、一つずつ丁寧にみることが必要です。

記録手段は紙やペンを使ったやり方もありますが、最近は音声認識ツールのアプリを導入している会社もあり、より作業がしやすくなっています。

効率よく行うやり方や注意点

時間配分を最初に考えておくことが大切です。1日5戸の作業を依頼された場合、1戸あたり1時間しかありません。長いようであっという間です。

部屋数は2LDKの場合だいたい5部屋あるので、一部屋につき10分程度の作業時間になります。

焦ってしまうとキズを見逃す場合もあるので、素早く効率的に行うことが大切です。

作業のスタート地点を決め、そこから時計回りに一部屋ずつ検査を進めると、チェック漏れが防げます。

クローゼットの中など暗い場所は、ライトを使って斜めから光を当てるとキズを見つけやすくなります。

作業中は誤って自分でキズを付けないように気をつけることが大切です。

副業としてのメリットとデメリット

新築マンションの内装検査員の仕事は、週1から入れるし稼働日数の調整もできるのがメリットです。

また、しゅん工前のマンションに普通は入れないので、仕事を通して様々な物件を見られるのも良い点だと思います。将来マンションの購入を検討している人には、参考になるかもしれません。

一方、閑散期と繁忙期があるのがデメリットです。マンションのオープンは2月から3月が多く、それまでに内装の検査をする必要があるため、この時期に仕事が集中してしまいます。

マンションのオープン時期をすぎると閑散期に入ります。月の収入がほとんどない場合もあるため、年間を通して平均的な収入を得るのは難しい仕事です。

まとめ

本業がデスクワークなどあまり動かない仕事をしている人にとって、新築マンションの内装検査員の仕事は、適度に体を動かせるおすすめの副業だと思います。

最初はコツがつかめず時間配分が難しく感じるかもしれませんが、慣れると作業スピードが上がり早く帰れるようになります。

時給は1,200円〜1,500円程度と比較的高めなのも、副業をして始める魅力のひとつだと思います。

マンションや建物に興味がある人は、是非挑戦してみてくださいね。

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