本業以外に副収入を得るという副業が推奨される時代となりました。
今やサラリーマンが本業以外の収入を得るためにできる副業の種類は多岐に渡ります。
思い浮かびやすいのは、飲食店やオフィスワーク系など他の会社やお店でアルバイトをする、WebライターやWebデザイン、動画編集など自分でネットを使って仕事をする副業などでしょうか。
収入を得る仕組みで副業の形態は主に2種類に大きく分けられ、『フロー型』と『ストック型』があります。
副業で収入を得るなら、できれば高収入を得たい、と思う人が大半だと思います。
不労所得ともなり得て収益が飛躍的に伸びる可能性もある『ストック型副業』は近年注目を集めています。
ここでは、長期的に副業としておすすめできる『ストック型副業』のポイントと、実際にどのような仕事があるか紹介をしていきたいと思います。
<H2>副業におすすめの「ストック型」のビジネスとは
まずビジネスは収益を得る仕組みから、大きく2種類の形態に分けられ、『フロー型ビジネス』と『ストック型ビジネス』と呼ばれます。
企業としての規模の大きいビジネスで単発報酬の仕組みの『フロー型ビジネス』が従来の形とされてきましたが、『ストック型ビジネス』のサービスも増えています。
まずはフロー型とストック型の違いからご説明していきます。
<H3> ストック型副業とフロー型副業の違いを解説
まずフロー型のビジネスとは、単発報酬で収益が上がる仕組みのことで、物の販売やサービスの提供を通じて一回ごとに収益が発生する仕組みを言います。
物の売り買いがあって初めてビジネスが発生するという、ビジネスの典型的な仕組みです。
お店で物を買うのがイメージしやすいと思います。
スーパーでお客さんが買い物をすると、その買った金額がお店の売上となります。
物を一回売って、その分報酬を得られることとなります。
ただし、新たに物が売れなければ次は売上がゼロとなり得ます。
事業を存続させていくためには、継続的にものを売り続けなければいけません。
ビジネスモデルとしては、代表的なものとしてコンビニ、スーパーなどの小売業・店舗型のサービス業(飲食店、美容室など)があります。
フロー型ビジネスの主なメリットとしては、以下を挙げることができます。
・売れたら売れた分収入に直結し、売れやすく工夫することでビジネスの成長を見込める。
・比較的すぐに収益を上げることができる。
一方で、フロー型ビジネスのデメリットとして以下が挙げられます。
・リピーターがのぞめるよう、営業努力や商品開発が必須
・購入されなければ、収益が激減していくリスクがある。
・時期や売れるタイミングで大きな変動が出やすい。
それに対して、近年企業や個人単位でも注目を集めているのが、ストック型ビジネスです。
こちらは、一度システムを構築することで自動的に、継続収益獲得も可能なビジネスモデルです。
月額で利用料が発生するような会員制のサービス、光熱費関連、賃貸業を挙げることができます。
さらに具体的には、スマホのアプリや動画配信、定期購読サービスのサブスクリプション、電気やガス会社などです。
ストック型ビジネスは、一度システムやインフラを整えて収益が発生する仕組みを作れば、継続的な収益が見込めることが特徴です。
一度アプリのサービスを開発、サブスクリプションに利用者が登録しそのアプリを使い続けていれば、新たなサービスを提供しなくても利用料が継続的に発生します。
フロー型は一回ごとの売買、利用で売上が発生しますが、ストック型は会員登録やサブスクリプション・契約が解約されない限りは安定した収益を確保ができます。
リピーターが来ないリスクよりも、すでに登録しているサービスを解約されるリスクの方が小さい場合も多いのです。
ストック型ビジネスのメリットとして、以下を挙げることができます。
・一度売れる仕組みを整えれば、放っておいても安定して収益が発生しやすい。
・フロー型ビジネスと比較し、継続的な営業努力はあまり必要がない。
・ビジネスが成長していけば収益の見通しが立てやすい。
一方で、ストック型ビジネスにはフロー型ビジネスと比較したデメリットもあります。
・売れる仕組みを整えるまで時間がかかる。
・売れるまでは商品やサービスの開発、宣伝など顧客獲得のためはじめのうちは特に投資が必要
そして、同じような仕組みで副業ベースでも、アルバイトなどで時間や労働の対価がそのまま収入に比例する「フロー型副業」と一度収入が入るシステムを整えて不労所得ともなる「ストック型副業」の種類があります。
<H3>副業に取り組むなら不労所得となるストック型ビジネス
企業単位でフロー型ビジネスは従来ベースとされてきていましたが、それは個人のビジネスでも言えます。
個人が行う副業においては、同じような現象で労働時間が収入額に直結しほぼ比例していく形を『フロー型副業』といいます。
種類としては、働いた分だけ報酬がもらえる時給制のアルバイト・報酬型の仕事です。
具体的には、飲食店等でのアルバイト・事務のアルバイト・倉庫でのアルバイトなど業種に限らず働いただけ月収が決まる仕事がまず例として挙げられます。
近年副業として注目を集めている、クラウドワークスなどで報酬が発生するような、Webライターや動画編集・webデザインなども仕事をこなすごとに報酬をもらうことになるので、フロー型副業に該当します。
副業として、フロー型副業はまずすぐにお金が欲しいときに確実に収入が得られるメリットがあります。
副業でも雇われてアルバイトを始めてそこでいくらか働けば、雇用元は働いてもらった分だけ賃金を支払う義務が生じます。
webで仕事を受注して、完了すれば報酬がもらえるような仕事も、仕事をこなせばこなすほど収入が増える仕組みです。
しかし、フロー型ビジネスで商品やサービスをお客さんから利用して都度購入いただけるように、フロー型副業では収入を得るためには常に時間を使って働き続けなければいけません。
つまり、時間や労働が収入に直結します。
働かなければ賃金が発生せず、なんらかの理由で体を動かして働けなくなると収入がゼロとなり得ます。
ストック型ビジネスの副業単位では、同じような仕組みで収入を増やしていくストック型副業と呼ばれます。
ブログなどのアフィリエイトやYouTubeでの広告収入、不動産や株式投資などが挙げられます。
こちらは、一度システムを構築して利益を得られる道筋が立てば、不労所得として働いた時間に関係なく収入が入る仕組みです。
例えばブログで人気が出るコンテンツを一回提供すればその後は自動的にアクセスが増え、収入がどんどん入ってくるようにすることも可能です。
ストック型副業では収益が得られる仕組みを作るまでが時間がかかる傾向ですが、長期的に安定して収入を得ることも可能となります。
このビジネスを育てていけば、フロー型副業よりも多く収入を得られ、さらに収入を伸ばしていくことができます。
しかし、ストック型副業は始めるまでのシステム構築がややこしく面倒だと思われがちです。
実際ある程度稼げるようになるまでは時間を要し、成長する段階で苦労しこれで挫折してしまう人も多いのです。
アルバイトとは違い自ら仕組みを整える必要があるので、ある程度の知識や時には初期投資が必要となる場合もあります。
しかし最近はストック型ビジネスは今や世の中に浸透し情報も多いので、種類によっては初心者でも始めやすく、専門知識がなく手元に資金がなくても始められるやり方も確立されています。
<H2>『ストック型副業』の種類9選
長期的に副業としておすすめできる、ストック型副業の特徴を紹介しました。
それでは、具体的なストック型副業の種類と始め方を紹介していきます。
<H3>ストック型副業の種類①:ブログやサイト、SNSでアフィリエイト。
ブログやSNSのアフィリエイトで稼ぐ方法はストック型ビジネスとして代表的で、ストック型ビジネスに馴染みがない人にとって始めるためのハードルも低くおすすめです。
ブログで月に数千円、数万円程度とお小遣い稼いでいる人の割合も一定数占めていますが、稼ぐ人はブログで月に100万円以上稼いでいます。
アフィリエイトは、広告収入がメインとなります。
例えば、ブログに掲載している広告が1回ワンクリックされて数十円〜数百円が手元に入ります。
ブログやSNSの大きなメリットは、元手の資金がほぼなしで始めることができ、自分の体験や知識を資産として、ストック型ビジネスの初心者でも気軽に始めることができる点です。
無料で始められるブログも多く、登録にあたって有料のブログでも月に数千円程度の費用で始めることができます。
さらに、ブログのアフィリエイトで収益が出なくても元手が少ないので、リスクがほぼないと言って良いでしょう。
アフィリエイトはブログやSNSの広告収入でお金が入る仕組みとなっていて、ブログに載せた企業や商品、サービスの広告がクリックされたり商品が購入されると収入が得られる仕組みです。
広告には、ブログなどに掲載された広告が読者によりクリックされると報酬が発生するクリック型広告と、宣伝された商品が購入されて報酬が発生する成果報酬型広告があります。
成果報酬型広告のほうが1回で数百円単位の報酬と、相場が高くなります。
まずブログを開設しアフィリエイト、ASPといわれる広告仲介業者へ登録し、ブログへ広告を掲載するのが一般的です。
商品を売りたい広告主の企業がASPへ手数料を払って依頼し、ブログのアフィリエイトがそのASPを介してブログに広告を掲載、商品を宣伝して成果に応じて報酬がもらえるといった流れです。
ブログを開設してASPへ登録するには審査がありますが、公開されている記事数や内容など、審査基準がある場合が多いようです。
ブログを開設し、安定して記事を投稿し実績を作ってからASPへ登録するというやり方が一般的です。
アフィリエイトで稼ぐためには、まず記事のアクセスを増やし多くの人にサイトを訪れ読んでもらう必要があります。
アクセスを増やすため、ブログは何か調べたいと思った人が検索しブログを訪れてもらてるよう、SEO対策で上位検索されやすく狙う必要があります。
例えば、何か調べたいことがあると検索をかけますが、それで上位でヒットすればより多く記事が読まれる確率が上がります。
多くの人に読まれる記事というと難しく思われがちですが、ブログは普通の人が初めてもヒットさせたりしている成功例もあり、ネタは何でも良いのです、
書くほどの専門知識や趣味がないと思っても、例えば普段見ているテレビやドラマの感想を書くといったことでも記事は作れます。
近くの美味しい店のレビューや、旅行でお土産を買ったお店を特集しても良いのです。
これまで経験した仕事内容や資格などのスキルも、その仕事に興味のある人にとっては価値のある内容になりますし、恋愛・住んだことのある地域の情報など、書こうと思えばどのようなネタでもブログの材料になり得ます。
例えばナンパの仕方を網羅した記事でも、気になって読む人がいれば需要があると言えます。
<H3>ストック型副業の種類②:Youtubeでの情報発信。
YouTubeで動画を投稿し収益を得る方法も、広告収入で収益を得るやり方となります。
今やYouTubeを利用する人が多く、小学生や中高生のなりたい職業でもユーチューバーは今や上位に入る人気です。
こちらも、多い人は月に100万円以上稼ぐことができ人気、YouTuberとして1億円以上稼ぐ人もいます。
YouTubeも大規模な投資がなく始められるメリットがあり、ヒットした時のインパクトが大きく、リスクが少なく収益も成功すれば飛躍的に上がるストック型副業の1つです。
1000回再生されると、約400円〜600円の収入となりますが、チャンネル登録者数が何千、何万人と増えていくとさらに収益アップが見込めることとなります。
YouTubeではチャンネルを開設したりすることで登録者数が増え、動画再生数の増加にも繋がります。
YouTubeは顔出しなしで人気を得られるジャンルもあり、自分の知識や経験、個性を活かした発信も可能です。
ゲーム実況、本やドラマの考察・あらすじ、オリジナルストーリーを読み上げる、音楽、料理、ペットなど日常生活にかかわるもの、自分の仕事の経験や資格の知識を活かし学習系のジャンル、書籍の紹介も良いかもしれません。
動画の投稿はブログの開設よりは少しハードルが上がるイメージがありますが、撮影や動画編集などの知識は少し学習して身につけることができます。
ただし、撮影したり動画にまとめるなどの知識の学習の手間と時間は多少かかること、動画の再生数を一定以上獲得するまでのハードルで挫折する人も多い傾向で、動画編集の機材や動画編集ソフトなど多少の出費は必要です。
動画編集はパソコンでも、最近ではスマホのアプリでもできるようになっています。
しかし、大規模な投資は必要ないので、YouTubeも元手の資金がそこまで必要なく始めやすいストック型副業となっています。
YouTubeのアカウントで収益化を登録し広告表示などでYouTubeでの副業を始めることができますが、直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上 · チャンネル登録者数が1,000人以上であるなどの収益化の条件が設定されています。
ここを難しく感じてしまう人が多いですが、まずは実績を作っていく必要があります。
<H3>ストック型副業の種類③:note、Brain、有料メルマガなどの販売。
ブログなどと少し似ていますが、noteや有料メルマガで情報や記事を投稿してユーザーに販売する方法があります。
ブログと大きく異なるのは、記事に付随した広告収入で収益を得るのではなく、直接的に自分の知識や経験を記事として提供・販売し収入を得る点です。
自分が書いた記事1つを例えば200円で売るようなイメージです。
記事に直接課金がさせて収益が発生するため、単価はブログなどの広告収入よりも高い傾向があります。
noteは、読みたい記事に対しユーザーの直接課金ができる有名なサービスです。
投稿者は、1つの記事に対し、100円から10,000円の範囲で金額を決めて販売ができます。
記事丸々を有料化するか、記事の内容の途中の範囲から有料化することもできます。
noteと同じような有料記事販売のサイトとして、Brainがあります。
こちらはnoteと同じようにユーザーの直接課金が収入となりますが、ユーザーが記事を紹介、拡散できるシステムがあるので読み手にとって受けが良い内容であれば、評判が広まりやすくなっています。
noteであれば、引かれる販売手数料は10%となっています。
ただし、noteでもbrainでもユーザーに直接有料で購入してもらえるような興味を持ってもらえる内容を提供していかなければいけません。
SNSなどで投稿しファンを増やしていきながら購入者を増やしていくような工夫が必要となっていきます。
<H3>ストック型副業の種類④:音楽や効果音の使用権販売。
もし音楽を作ることが趣味であるなら、プロでなくても自分で作った完全オリジナルの音楽をネット上で販売して収入としていくこともできます。
曲やBGMのような音源販売をするサイトでは会員が会費を払い音楽を購入、購入された音楽は著作権フリーで使用できるようになり、YouTubeの動画などやアプリ製作などに使用し公開することもできます。
BGM、曲、ボイス、効果音のような完全オリジナルの音源を販売するサイトとして代表的なものが、オーディオストックです。
会員は単体で音楽を購入するか、月額使い放題のプランで登録し、ここで好きな音楽を探して入手することができます。
例えば、BGMの音源を購入するなら、ユーザーは2,000円ほどで単体購入も可能です。
オーディオストックで音楽を販売するにあたっては、会員登録後にオリジナルの曲やBGM、ボイスナレーションのデータをアップロードし、審査を受ける必要があります。
審査を通過すれば、サイト上で音楽クリエーターとして音楽の販売が可能となります。
登録と音楽のアップロードは無料です。
報酬の利益は、40%〜となっています。
オーディオストックを使って副業をすると、一度音楽をアップロードしてヒットをすれば、自動的に収入が入ってくる可能性があります。
プロのミュージシャンでなくても、月に数万円〜10万円ほどの副収入とできている人もいます。
<H3>ストック型副業の種類⑤:イラストや写真のネット販売。
趣味でもイラストを描いたり、写真を撮ることがあれば、プロでなくてもイラストや写真を掲載して副収入を得る方法があります。
イラストACやpixtaなどのサイトで、自分が作成したイラストや撮った写真を投稿、個人や企業などの利用者にダウンロードされると報酬が発生します。
ダウンロードされた写真やイラストはテレビやYouTubeなどの映像の中の写真やイメージ、ブログ、企業のパンフレットや資料、本・雑誌などに掲載する使い道があります。
イラストをダウンロードする代表的なサイトとしては、イラストACがあります。
こちらはユーザーが一日何枚まで手軽に無料でダウンロードできると決めらています。
例えばイラストが1ダウンロードをされると4円の収入となります。
クリエイターとしてプロフィール登録をすることで、イラストの投稿ができるようになります。
プロフィール登録は簡単で、投稿自体は自由にできるのでイラストソフトを持っていたりイラストが描ける人にとっては始めやすい副業と言えます。
pixtaはフリー素材として写真を販売するサイトとなります。
クリエイターとして登録し、写真を投稿し審査がされます。
pixtaは写真が1枚数百円以上で販売できます。
こちらもクリエイター登録は無料です。
<H3>ストック型副業の種類⑥:民泊や車、駐車スペースなどの資産のシェア。
もし資産として空いている不動産や駐車場だけのスペースでも土地を保有していれば、空いているスペースを旅行やイベント用に宿泊や駐車場として貸し出し、不労所得とすることもできます。
スペースの所有者と利用者を繋ぎ、民泊や駐車場のサービスを仲介するサービスがあり、そのサイトに掲載をすると、宿泊やイベント・駐車として利用したいユーザーが予約をし利用、利用料が発生する仕組みです。
代表的なサービスをいくつか挙げていきます。
Airbnbは、世界中にネットワークを持つサービスで、世界中の個人が自宅などを宿泊用に貸し出しています。
特定の日だけ宿泊料を設定して貸し出しができ、安く宿泊したい旅行者に需要があります。
賃貸マンションを契約して宿泊施設として貸し出し、そこでコンスタントに利益を得るやり方もあります。
SPACEMARKETはレンタルスペースのサービスで、貸会議室などを1時間単位から貸し出しをするサービスです。
空いている部屋や民家なども登録し会議・イベント・パーティーなどの目的で貸し出しができ、登録や掲載は無料でできます。
こちらは利用料の30%が手数料として引かれます。
駐車スペース貸し出しサービスとして代表的なものが、akippaと特Pです。
一時的に安く車を停めたい、イベントや旅行で駐車スペースを探している、駐車場が不足している駅近で駐車スペースを探している人に、空いているスペースを提供します。
家の庭が広く駐車スペース分くらいは空いている、といったことがあれば料金を設定してい一時的に貸し出すことが可能です。
特Pは30%の手数料、akippaは50%の手数料で設定されています。
登録料は無料で、空いたスペースのみがあれば駐車場としての設備投資や改造などは不要です。
使っていない土地や不動産、家に空き部屋などがあれば有効活用ができます。
近所でイベントが定期的にあり、駐車場を貸し出すだけで、初期投資なくコンスタントに月数万円の収入とすることも可能です。
<H3>ストック型副業の種類⑦:代理店&フランチャイズオーナーになる。
フランチャイズとは、コンビニの経営のように、チェーン店などのビジネスで出資をして誰でもオーナーになることができる仕組みです。
本部からそのビジネスの看板やノウハウを使って物やサービスを販売する権利を得て、本部にロイヤリティとして売上の何割かを払うことが取り決めされています。
ある程度まとまった資金があれば申し込みが可能で、初心者でも店長などのオーナーとしてビジネスを取り仕切ることが可能です。
例えば、ラーメン屋のチェーン店や個別指導塾、各地に展開しているマッサージ店なとが挙げられます。
チェーン店であっても経営は各地の店舗経営者の資本で営業しています。
出資だけしてオーナーとなり、経営で利益を得られればあとは不労所得として店舗の実際の運営はほぼ従業員に任せることもできます。
100万円未満のそれほど多くない初期費用で開業しているオーナーも一定数います。
<H3>ストック型副業の種類⑧:配当金で安定収益を得る
不労所得として、株を買って配当金で安定した収益を得るのもストック型副業に該当します。
配当金は、企業の株を買って株価が上がったときに売却をして得られる利益とは別です。
株式を発行している企業が、株式を保有している期間に株主に利益を配当金として還元をします。
一株あたりいくら、というように都度取り決めされ、定期的に支払いがされます。
配当金の支払い有無、支払い頻度、金額は企業によって異なります。
配当金の率の平均は東証一部上場全銘柄が2.28%とされています。
配当金がもらえる企業の株に投資するほど、配当金として受け取る金額は増えますが、まとまった金額を受け取るためには高額の出資が必要となります。
株の投資と一緒に、安定した配当金を得られる銘柄のものを選ぶのも手です。
<H3>ストック型副業の種類⑨:FXの自動売買ソフトを使っての投資。
FXで外国為替を使い収益を上げることも、不労所得収入に該当します。
そこで便利なのが、自動売買ソフトです。
FXでは為替の差異を狙って外貨を安い時に買い、高いときに売ることで利益を狙うこととなります。
為替取引は世界中で24時間動いているので、自動売買ソフトでチャンスを逃さず効率的な取引が可能です。
レートがいくらになったら買うもしくは売る、というようなルールを予め設定されているツールや、自分で設定ができるソフトもあります。
機械が自動的に行うので、迷わずに機械的にタイミングを逃さずに売買ができ、24時間の稼働が可能です。
ソフトはアプリなどで無料で使用できるものも、証券会社を通じて購入できるものもあります。
時間がない人でも、作業時間に限らず自動売買ソフトを使いFXで利益を上げ副収入としているサラリーマンもいます。
<H2>ストック型副業のメリットは何?
ストック型副業の例を9種類紹介していきました。
それを踏まえ、ストック型副業にはお得だと思えるポイントがいくつかあると思います。
<H3>ストック型副業のメリット①:寝ていても収益を上げてくれる。
まず、ストック型収入は時給のように働いた分だけ収入が決まるわけではありません。
しかし、収入が得られる仕組みが整ってしまえば、自分が働いてない時間でもお金を生み出してくれるような稼ぎ方もできるのです。
ブログやnoteのような記事でも、記事を発信して記事を書いていない間でも記事が多くの人に読まれていくと収入が発生していくことになります。
株やFXのような投資でも、工夫をすれば自ら動かなくても収入が伸びていくこともあり、あくせく働かなくても高収入が得られることはまさに不労所得として理想の稼ぎ方となります。
収入を得られる仕組みが整うまでは動く必要がありますが、一度整備すればネットで自分が積み上げた記事、投資の実績などは残りあとはそれがお金を生み出してくれるということになります。
<H3>ストック型副業のメリット②:積み上げた資産が減らないので心が安定する。
フロー型副業では、労働の分だけ収入も増える仕組みであることを紹介しました。
その分やりがいも感じられるのですが、一生懸命稼いだ分だけ税金などで引かれる金額も多くなり複雑といった声もあるでしょう。
しかしストック型副業では収益が発生していくとどんどん収入が積み重なっていくので、働いても働いてもお金が減る、といった悪循環からは解放されます。
一時的なものではなく、収入が蓄積されていく形もストック型副業では可能です。
ストック型で収入を得られる体制が確立すれば、経済的にも精神的にも安定が得られることとなります。
長時間労働で心と身体の健康を犠牲にお金を稼ぐ、といった働き方ではなくなるのです。
<H3>ストック型副業のメリット③:収入の上限がない。
週5日働いている社会人が、コンスタントに副業で働く時間を作ることは簡単ではないと思います。
例えば、時間と報酬が比例していくフロー型副業として、時給1000円のアルバイトを週末土日のみにしたとします。
月5万円稼ぐためには、50時間労働をする必要があります。
ライターなどで時給2000円相当の仕事をしたとしても、25時間は働かないと収入が入りません。
仮に、ある月に体調を崩して働けなくなった場合、その月は働いていないので無収入となります。
しかし、ストック型副業では50時間、100時間も働かずに月10万円以上の収入を得られる例もあります。
一度稼げるようになるまでのハードルを越えれば、あとは月に10万円以上、100万円と飛躍的に伸ばすことも可能です。
フロー型副業で月に100万円得るのはほぼ不可能と言えるでしょう。
<H2>ストック型副業のデメリットは何?
長期的に高収入を得て、将来も資産を形成していくならストック型副業を始めておくに越したことはありません。
では、ストック型副業を始めるにあたってどのようなデメリットがあるのでしょうか。
<H3>ストック型副業のデメリット①:収益化する最初のハードルが高い。
ストック型収入は、収入を得るまでのハードルが高いと思われています。
例えばYouTubeは初心者にとって動画を撮影・編集したり、ネタを考えることでも大きな仕事となります。
さらに、そこではじめはほぼ無収入といったらモチベーションの維持も難しくなるでしょう。
主にネットを使うために収入を得るための仕組みを知ること、収益化するためのコツを掴むまでのハードルが高いと思われがちです。
初めのうちは知識を身につけたり売れるための工夫や努力が必要となってきます。
<H3>ストック型副業のデメリット②:満足な収入になるのに時間がかかる
例えば、ブログやYouTubeで無名からいきなりヒットすることは難しく、稼いでいる人もはじめの数ヶ月以上は無収入といったことも珍しくはありません。
フロー型副業と違いすぐに成果が出て収入が得られるものではないので、長い目で成功させていく覚悟は必要です。
売れている人を参考にしたり勉強をしてみたり、はじめのうちはお金にならなくても時間を使ってシステムを構築することが必要となります。
まずは本業でも安定して、ストック型副業の収入ははじめのうちはあてにしないくらいの心持ちが必要です。
<H3>ストック型副業のデメリット③:収益化に成功しても収益にムラがある。
ストック型収入で一度ヒットしたり利益を生み出しても、継続的に成功するとは限りません。
むしろ、ブログやYouTube、サイトが一時的にヒットをしても、長期的に何か価値のあるものを生み出していかないと常に稼げるとは言えません。
フロー型副業は労働した分収入が入るので、逆に言うと収入が安定し確約されているということになります。
ストック型副業は労働と収入が比例しないということがデメリットにもなり得ます。
<H3>ストック型副業のデメリット④:必ず稼げるとは限らない。
ストック型副業は、雇われて働くアルバイトではなく自らニーズに合ったものを提供したり、考えて利益を生み出す必要があります。
ストック型副業は趣味の延長で始めることもできますが、自分の趣味でサイトを始めても、それを読んだり求める人がいなければ収入として成り立たないことには注意が必要です。
<H2>まとめ:ストック型副業でまずは月1000円を目指してみよう!
デメリットも挙げていきましたが、働けなくなったときのため将来のために資産を積み上げていくなら、不労所得として長期的に収入を得る体制を確立することが必要です。
すぐには収入とならなくても、まずは月に1000円から収益化する体制を整えましょう。
月に1000円でも不労所得となれれば、ストック型副業として見込みがあります。
少しでも収入を得られるビジネスの成功体験を積み重ね、収入を長期的に伸ばしていきましょう。
結果が出るまで時間がかかるストック型副業は、細く長くでも継続して育てていくことが重要です。