【体験談】除雪のバイトは副業として稼げるのか?

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サラリーマンをしていると、副業したくてもなかなかできませんよね。

・何かスキルが必要なんじゃないか?

・なかなかスキルを習得する時間なんか取れない!

そんな人でも、降雪地域に住んでいる人なら、除雪のバイトならできそう!と一度は思ったはず。

この記事では、

・特殊車両の免許がなくても大丈夫?

・どんな仕事内容なのか事前に知りたい

・バイトの探し方がわからない

・どれくらい大変なの?

・実際どれくらい稼げるの?

そんな疑問にお答えします。

普段はサラリーマンをしている私が除雪バイトで1シーズン16万円を稼いだ体験談を交えながら除雪バイトの具体的な内容をお伝えします。

作業内容を具体的にイメージして、実際にバイトをする際の参考にしてください。

目次

除雪の作業は大きく4種類。バイトに任せられるのは「人力除雪」と「その他雑用」

除雪の作業は大きく4種類に分けられます。

・除雪車両の運転

・グレーダーなど大型車両の助手

・人力除雪

・その他雑用

その中でも、バイトに任せられるのは「人力除雪」と「その他雑用」の場合が多いです。

一つずつ、詳しく紹介します。

ここでは、自治体から要請される道路除雪を例にお伝えします。

除雪車両の運転

ローダーやグレーダーと呼ばれる特殊な車両を運転して、道路の除雪をする作業です。

このような特殊な車両で作業を行うには大型(小型)特殊免許のほかに、技能教習が必要です。

当然、免許を持っていなければ任せられることはありません。

仮に免許を持っていても、マンホールの位置など道路の特徴を知っている必要がありますので、いきなり任せられることはほぼないでしょう。

グレーダーなど大型車両の助手

大型車両の助手は、大型の除雪車両の助手席に乗って安全を確認する仕事です。

車両が大きければ大きいほど、より広い範囲を目で確認する必要があります。

広い範囲の安全を確保するために、助手は欠かせません。

周囲を見渡して対向車や後続車がいないか、前方のポールや看板などが障害にならないかなどを確認します。

もし事故や接触などがあったら、その対応のために作業が止まってしまい除雪作業が朝までに終わりません。

助手の作業は運転手との連携が必要になりますので、私がバイトした時は業者の人が乗っていました。

人力除雪

人力除雪は、除雪車両では入り込めない場所を除雪する作業です。

初めてのバイトでは、この作業を任せられる可能性が高いと思います。

人力除雪をする場所として、民家の入り口などがあります。

除雪業者は、民家の入り口などは基本的に除雪しません。

しかし、高齢者しかいないお宅などは入り口に雪がたまると大変ですよね。

そういう事情を考慮し、申請をすれば業者による入り口の除雪を契約できる自治体もあります。

スノーダンプやスコップを持って除雪車両の後ろをついて行き、残った雪を除雪します。

ご高齢の方が玄関先で待っていて、差し入れをくれた時もありました。

人力除雪の潜在的な役割として、地域住民からの除雪に対する理解を深めるためのスポークスマンという側面もあるのかもしれません。

その他雑用

除雪作業は、雪を寄せるだけではありません。

報告用の写真撮影、除雪車両への給油、次の作業エリアへ先回りして状況確認など細かい作業も必要です。

私がバイトに行くと、基本的にこのポジションを任されます。

他にも、次の日仕事で早く帰る人を送って行ったり、う回看板の設置撤去をしたりと意外と忙しいポジションです。

除雪バイトの探し方

除雪バイトの探し方は、大きく2つあります。

求人サイトを活用する方法と、除雪業者のツテを探す方法です。

除雪の求人が出始める12月頃から探し始めるといいでしょう。

求人サイトで応募

インディードやタウンワークなどの大手求人サイトで探す方法です。

「(お住まいの地名) 除雪 バイト」で検索してみてください。

報酬は「時給」と「固定給」があります。

時給のメリットは、出動の回数に応じて、たくさん稼げる点です。

デメリットは、逆に積雪がないとあまり稼げません。

固定給のメリットは、出動がなくても決まった金額がもらえます。

デメリットは、逆に何日出動しても、決まった金額になってしまうことです。

知り合いに除雪業者がいないか聞いてみる

私はこの方法でバイトを見つけることができました。

実際には、除雪をしている業者の知り合いから「手伝いに来てもらえないか」と声をかけてもらったのです。

皆さんの周りに、建設業や舗装業の会社で働いている人はいませんか?

そういった業者が、冬は除雪を請け負っているケースが多いはずです。

お子さんがいれば、お友達の保護者に聞いてみてもいいかもしれません。

全ての除雪業者が、求人サイトで募集をしているとは限りません。

もしも、「人は足りないけど、方法がわからず募集はしていない」という業者がいるとすれば、声をかけてくれる人は貴重なはずです。

まずは周りに、除雪をしている会社で働いている人がいないか聞いてみましょう。

除雪バイトの大変さは積雪によって変わる

除雪の大変さが積雪量によって左右されることは、雪国に住んでいればイメージはつくかもしれません。

どのように変わるのか、もう少し具体的にみていきましょう。

ここでは、「人力除雪」と「その他雑用」を任せられた場合をお伝えします。

積雪によって作業量が変わる

雪の量が多いと人力除雪の範囲も増えます。

除雪作業は深夜から朝方にかけて行うことがほとんど。

雪の量が多い場合は効率性が求められ、除雪車両は車道など広い部分を中心に除雪します。

ということは、人力除雪の範囲が広がるというワケです。

民家の入り口のほか、歩道から横断歩道へ出る部分や標識の近くなどの細かい部分を、スノーダンプなどで除雪します。

   

日中に夜の出動がかかる

除雪作業は基本的に夜間に行われますが、自治体からの出動要請はその日の午後2時くらいに連絡がくるケースが多いです。

ですから、飲み会や次の日のスケジュールを組むのが難しくなるという大変さがあります。

自治体では、積雪状況や天気予報をもとに決めているのでしょう。

私も、天気予報を見ながら「今日は出動がかかりそうだな」と思っていると電話が鳴った、ということがよくありました。

また、「待機命令」が出る場合もあります。

「待機命令」とは、「出動があるか分からないが、出かけたりお酒を飲まずに自宅で待機する」というものです。

待機命令が出た場合は、作業はありませんが拘束されているため、バイト代が発生しますので覚えておきましょう。 

睡眠時間の確保が難しい

除雪バイトで一番大変なのは睡眠時間の確保かもしれません。

私の場合は、午後7時くらいに集合の場合が多かったです。

次の日に本業の仕事がある場合は深夜0時で終わらせてもらっていましたが、そこから帰宅するので寝るのは深夜1時過ぎになります。

また次の日が休みの場合は、朝6時くらいまでということもありました。

早めに出動がかかっていれば事前に仮眠を取ることも可能ですが、本業があるとそれもなかなか難しいかもしれません。

除雪バイトは稼げるの?

結論から言うと、時給制であれば出動回数により稼げる金額が変わります。

雪がよく降るシーズンは稼げますが、あまり雪が降らないシーズンだと稼げません。

プライベートや飲み会などを重視する人には、積雪量が少ないシーズンは代償が大きいと感じるかもしれませんね。

時給

求人サイトでは、募集の段階で時給が決められていて、2,000~3,000円がほとんどです。

ツテの場合も、問い合わせの段階で時給の交渉は済ませておくといいでしょう。

雇ってくれる業者は地元の企業が多いと思いますので、ブラックな金額を提示することはないと思います。

それでも、お金に関する部分は事前に合意しておき、無用なトラブルを避けましょう。

私の場合はバイトを受ける際に交渉し、時給2,500円でした。

特殊車両のオペレーター(運転手)ができる場合は、時給アップもあるようです。

1シーズンの出動回数

出動回数は、降雪量に左右され、単純に雪が多いと出動回数も増えます。

雪を寄せる場所もなくなるほど雪が降った場合は、排雪の作業も行うこともあります。

指定された排雪場にダンプなどで雪を運ぶ作業です。

私の2022年1~2月の出動回数は9回でした。

詳細は以下のとおりです。

深夜0時まで:5回

朝6時まで:4回

私が住んでいる地域の合計降雪量は90cm(※)です。

(気象庁のデータ。1991年~2020年の平均。1月と2月の平均。積雪量ではなく、降雪量の合計)

まとめ

除雪バイトは降雪量に左右されるバイトです。

また、一番大変な部分は睡眠時間の確保だと思います。

それでも、時給が高いことが魅力なのは間違いありません。

地域によって変わりますが、除雪バイトが忙しいのは1~2月の2ヶ月程度だと思いますので、短い期間で集中して稼ぐことができます。

経験がなくてもできることはたくさんありますので、まずは業者に問い合わせてみましょう!

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