「NFT技術!」「NFTゲーム!」「ブロックチェーン」と仮想通貨に関連したワードを最近よく耳にしませんか?
中でも、NFTゲームが注目を浴び始めています。
近年コロナウィルス感染症により、自宅にいる時間も増えてきており、家でゲームをしたりスマートフォンアプリに没頭している方もいるのではないでしょうか。
もし仮に、ゲームでお金が稼げるとなったらうれしくはないでしょうか?
NFTゲームはゲームをプレイするだけでお金が稼げるシステムになっているのです。そんな上手い話が本当にあるの?と疑問に思う方もいると思うので、今回の記事ではその疑問を解決するべくNFTゲームについて徹底的に解説していきたいと思います。
NFTとは?
NFTとは「Non Fungible Token(非代替性トークン)」の頭文字を取って訳したものです。
データ所有権をデジタルの世界で記録させることのできるデジタル資産のことを指しています。
有名なもので言うとNFTアートではないでしょうか。
今までもデジタルアートはたくさんありました。しかし、デジタル資産は簡単にコピーや複製が可能であり、資産価値がつけられないという状況に置かれていました。
そこにNFTが誕生し所有しているデジタル資産の価値を証明することが可能になりました。NFTの誕生によりデジタルの世界にも資産価値が生まれたのです。
2021年はNFTブームとなり、数多くの作品がマーケットプレイス上で取引されていました。
実際にNFT化が進んでいるのは、ゲームやデジタルアートだけではなく、音楽やゲームアイテム、デジタル上の土地、ライブチケットなど様々なものがNFT化し始めているのです。
NFT化が進んでいるコンテンツ
- デジタルアート
- ゲームアイテム
- 音楽
- スポーツ
- 漫画
- アニメ
- デジタル上の土地(VR世界)
- ライブチケット
- トレーディングカード
このようにたくさんのコンテンツがNFT化されており、今後もっとNFTコンテンツは増えていくのではないかと考えられています。
NFTゲームの特徴
NFTゲームはNFT技術(ブロックチェーン技術)を活用したゲームのことを指します。
ブロックチェーン技術を活用することで、チートや不正、改ざんを防止しゲーム内で獲得したアイテムを売買してお金を稼ぐことが可能になるのです。
既存のゲームとは全く異なり、ゲーム内でお金を稼ぐだけではなく、ゲームで現実のお金を作り出すといった今まで体験したことのない新しいゲーム感覚を楽しむことができるのです。
ここからはNFTの特徴についてそれぞれご紹介していきたいと思います、
NFTゲームの特徴①:ゲームでお金を稼げるようになる
NFTゲームはゲームをプレイして楽しみながら稼げるという特徴があります。
ゲーム内のNFT化コンテンツにされているアイテムを保有している場合、そのアイテムを売って利益を上げることができます。
さらに、キャラクターもNFT化することで売買し利益を上げることができます。
NFTゲーム内の出現するレアアイテムは時間とともに価値を上げる可能性が秘められており、マーケットプレイスで値上がりしそうなアイテムをあらかじめ購入し、転売することで稼ぐことができます。
このように、ゲームでここまで幅広いお金稼ぎができるのは今までにないゲームの特徴なのではないでしょうか。
NFTゲームの特徴②:世界に1つだけのオリジナルキャラやアイテムが作れる
NFTはデジタル資産の価値を証明する技術のため、自分が作ったアイテムやキャラクターは世界で一つだけのオリジナルのものです。
作ったアイテムやキャラクターはNFT化され価値を保つことができます。
ブロックチェーン技術を使用しているため、オリジナルキャラクターの不正利用や複製の心配はないのが特徴ですね。
NFTゲームの特徴③:データ改ざんなどの不正行為が発生する確率が低い
PS4やPS5などの従来のゲームはデータ改竄が容易で、知識があればチートツールや不正ツールなどを利用して普通ではできないことをやるプレイヤーが一定数いました。
しかし、NFTゲームはブロックチェーン技術を使っているため、ゲーム内で不正をすることはできない仕組みになっているのです。
ゲーム内のアイテムやキャラクター、データなどは改ざんすることができないため安全なゲームを楽しむことができるでしょう。
不正がないため、みんなが公平で楽しいゲームをプレイし、平等に競い合うことができるのです。
NFTゲームは従来のゲームとどう違うのか?
ゲームの世界にNFTを導入することで、アイテムやキャラクターなどがプレイヤーの所有物になります。
その所有物は売買が可能で、レアアイテムやキャラクター、ゲーム内の土地、プレイヤーが作成した創作物もNFT資産として考えられるのです。
従来のゲームではプレイヤーが持っているアイテムやキャラクター、スキンなどはデジタル資産として認められないため、売買はできません。
従来のゲームでもアカウント売買により利益を上げられることは可能でしたが、アカウント売買は利用規約で禁止されていたためほぼ行うことは不可能でした。
このように、ゲーム内でお金を稼げるか稼げないのかがNFTゲームと従来のゲームの違いなのではないでしょうか。
NFTゲームの種類
NFTゲームには主に3種類あります。
ここからはNFTゲームの種類をそれぞれ紹介していきたいと思います。
Play to Earn
Play to Earnはゲームをプレイすることで稼ぐことを目的としているゲームで、他のゲームと互換性があり獲得したアイテムを他のゲームでも使用できるという特徴があります。
レアアイテムを獲得し、売買することでプレイヤーは利益を上げられることができます。
Free to Play
Free to Playは初期費用が無料で始められるNFTゲームです。
あまりお金をかけずにNFTゲームをプレイしたい方やNFTゲームに興味があり、試しで初めてみたいという方にはFree to Playをおすすめします。
プレイヤー主体
プレイヤー主体のNFTゲームは、ゲーム内の資産を集めることを目的としているゲームです。
プレイするとトークンやアイテムといった資産を収集することが可能で、その収集したアイテムやトークンを売却し利益を上げることができるのです。
NFTゲームの課題と将来性
NFTゲームの課題
ここまで紹介してきましたが、実際にNFTゲームには課題が残されていることも事実です。
NFTゲームが抱えている課題についても解説していきますので、参考にしてみてください。
参入が難しい
NFTゲームではNFTを取り扱う必要があり、専門的な知識や技術が必要になります。既存のゲームとは全く異なるため参入が難しいという問題があるのです。
初期費用が無料なゲームは問題ありませんが、初期費用が必要になるゲームなどは仮想通貨やウォレットを用意して、送金するといった手間もかかりますし、ゲームを始める前からめんどくさいと思う人も一定数いることは事実です。
このように、いざやろうと思っても専門的な知識や強い興味関心、そして忍耐力が必要になってくるのです。
ハッキングの可能性もある
NFTはブロックチェーン技術により、不正や改ざんはされませんが、ハッキングの可能性があるということを忘れてはいけません。
ハッキングされてしまうと、集めてきたアイテムやレアアイテムなど資産となりうるものが奪われる可能性もあります。
法整備が追いついていない
法整備についてが一番ネックになるのではないでしょうか。
NFT市場はまだ発展途上の市場で、法整備が完全に追いついていないという課題があります。
ユーザーを保護するための法律やセキュリティーについてなど、100%安全に利用できると断言できていません。
法整備を徹底的に行い、明確なルール作りを行うことがポイントではないのでしょうか。
NFTゲームの将来性は?
NFTゲームの将来性ですが今後も伸び続けさらなる盛り上がりを見せるのではないかと言われています。
2021年はNFT市場にとって急成長する1年でした。
NFT取引高はなんと1兆2,000億円を超えました。前年と比べるとその成長率は380倍です。
巨大資本の新規参入もあり得るのではないかと考えられており、仮に巨大資本が参入することでさらなる市場拡大が見込まれています。
その巨大資本とは「ファイナルファンタジー」「ドラクエシリーズ」を作ったスクエアエニックス社をはじめとする大手ゲーム会社がNFTゲーム界への進出をうかがっているのです。
さらに、LINEも本格的なNFT事業へ参入を開始したことで日本では話題になりましたね。
ゲーム会社が参入しNFTゲームを開発することで、仮想通貨に興味はなかったけどゲームに興味がある人たちがこちら側に流れ込んできて市場規模も一気に拡大するのではないかとも考えられているのです。
しかし、市場が急速に拡大したため法律の整備がまだ追いついていないことも事実です。
国内外の有識者はルールについて検討していますが、結果によっては厳しい規制がかけられる可能性もあります。
まとめ
今回はNFTゲームについての基礎知識からゲームの種類、そしてNFTゲームの課題や将来性についても触れてみました。
NFTゲームは今後さらなる市場拡大を見せるのではないかと言われているため、始めたいと考える方はぜひあらかじめNFTゲームについて勉強を進めてみてください。
NFTゲームに興味のある方は当サイトでもたくさん記事を公開しているためぜひ他の記事もご覧ください。