本業が終わった後の時間や休日を利用してアルバイトをするのは、オーソドックスな副業の一つですよね。
しかし、副業としてアルバイトをする人は多くても、副業先に「ラブホテル」を選ぶ人はあまりいません。
この記事では、ラブホテルで副業バイトをしている私の体験談や、実際に働いて感じたメリット・デメリットなどをお話します。
ラブホ副業の感想
ラブホテルのバイトには「フロントスタッフ」と「客室清掃スタッフ」の2種類がありますが、私は客室清掃スタッフとして雇われています。
そして「稼げるけど結構大変」が、ラブホテルで働いた正直な感想です。
ラブホテルでの労働は、一般的なホテルのバイトよりも時給が高い傾向にあるため稼げます。
私は「18時~22時、時給1300円」という労働条件なので、1日4時間の勤務を週4日こなして月の副業収入は8万円ほどです。
また、私は自らの希望で平日のみの勤務ですが、忙しい土日は時給が1500円になるので、頑張り次第ではさらに大きく稼ぐことも可能でしょう。
しかし、時給が高いぶんラブホテルの仕事はハードです。
汚れがひどい部屋は日常茶飯事ですし、ラブホテルはとにかく「回転率」を重要視するのでスピーディな仕事ぶりが求められます。
仕事中は、掃除道具が入った重たいバッグを持ちながら常に早歩きで慌ただしくホテル内を移動するので、忙しい日は帰宅後ぐったりしてしまうことも。
黙々と掃除するだけなので仕事は簡単ですが、体力勝負の仕事ならではの大変さがあります。
なぜラブホテルで副業しようと思ったのか
「副業収入が欲しかった」「知的好奇心を満たしたかった」ことが、ラブホテルで副業を始めた理由です。
最初はただ単に「本業だけでは生活に余裕がないから、副業をしよう」と考えました。
しかし、色んな求人をチェックするうちに「せっかく副業をするなら、珍しくて興味深い仕事がしたいな」と思うようになったのです。
そこで最初は治験バイトに挑戦しましたが、なかなか良い案件に巡り会えず、思うように稼げません。
私は仕方なく治験バイトを諦め、改めて副業先を探すことに。
そんなとき、ふと「ラブホテルの裏側ってどうなっているのだろう?」と気になり、ラブホテルで働きたいと思いました。
ネット検索すると、幸いにも自宅から一駅離れた場所にあるラブホテルが求人を募集していたので、私はすぐに応募し無事に働けることになったのです。
ラブホ副業の仕事内容やメリット・デメリット
この項目ではさらに詳しい仕事内容や注意点、ラブホテルで副業するメリット・デメリットを説明します。
ラブホテルの仕事内容
ラブホテルの主な仕事内容は、客室の簡易清掃です。
お風呂場担当、洗面所担当、ベッドメイク担当など、日によって担当する掃除場所が決まっていて、1日中同じ場所を掃除し続けます。
洗剤や掃除機を使わない簡易清掃なので仕事そのものはとても簡単ですが、その代わりに5~10分の短い時間で持ち場の掃除を終わらせ、すぐに次の部屋へ移動しなくてはいけません。
なお、ラブホ清掃は「人と接さない仕事」としてよく名前が挙がりますが、ベッドメイクは基本2人体勢で行うため意外とチームプレーを求められます。
注意点
リネン類に油分を奪われて手荒れが起こりやすいので、肌が弱い人は要注意です。
もちろん、仕事中はゴム手袋をしてOKですが、長時間の手袋着用も手荒れの原因となる場合があります。
また、いくらゴム手袋をしても、汚物から完全に身を守ることはできません。
床に落ちている汚物を踏む、ベッド側面に付着していた汚物にぶつかるなど、思わぬ形で遭遇することもあります。
もちろん、そこまで汚れがひどい部屋は稀なケースですが「ゴム手袋さえすれば大丈夫」と思っていると後悔することがあるので気をつけてください。
ラブホテルで副業するメリット
副業先にラブホテルを選ぶ最大のメリットは稼げることです。
時給が高めに設定されていることに加え、忙しくなるクリスマスやお正月シーズンには臨時ボーナスが出るケースもあります。
余ったお客様用フードやお菓子、アメニティなどがもらえることもあり、何かとお得です。
また、比較的シフトが自由で、本業がある人でも働きやすいところも嬉しいポイント。
勤務時間の長さや出勤日数の希望を尊重してくれるので「副業で週1日だけ働きたい」なんて要望も通りやすいです。
実際、ラブホスタッフの中には副業として働いている人も多く、Wワーカーでもすんなり溶け込める空気が漂っています。
ラブホテルの仕事はハードに動き回るからこそ、デスクワークの本業を持つ人が運動不足解消を兼ねて副業しているケースも少なくありません。
このほか、ラブホテルで働くスタッフは年代や国籍が幅広く、何歳からでも挑戦できるところもメリットだと思います。
ラブホテルで副業するデメリット
ラブホテルで働くデメリットは、やはり汚いことではないでしょうか。
中にはきれいに使用してくれるお客様もいますが、その反対に思いっきり部屋を汚して帰るお客様も少なくありません。
普通に生きていたらなかなか見ない量の血や汚物に耐えられなくて、短期間のうちに辞めてしまう人が多いことも事実です。
あとは、体力を使う仕事なので、あまり無理してシフトに入るとクタクタに疲れて本業に支障が出ます。
頑張り過ぎは、腕や腰を痛める原因にもなりかねないので、自分の限界がわからないうちは少な目のシフトにするのがおすすめです。
私もラブホで副業を始めた当初は週2回だけの出勤でしたが、慣れてきたため徐々にシフトを増やしたという経緯があります。
まとめ
副業として、ラブホテルでアルバイトをしている体験談をお話しました。
昨今は「自宅でできる副業」が注目を集めており確かに魅力的ですが、本業以外の居場所として副業でアルバイトするのもいい気分転換になります。
特にラブホテルのアルバイトは、普段とは違う「非日常感」を味わうことができ、人によってはとても楽しく働けるはずです。
時給もいい、シフトも自由など、副業勤務地としてメリットも多いので、興味がある方はぜひ一度ラブホテルの求人を探してみてください。