占い好き20代女性が副業電話占い師からプロになった体験談

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占い好きの私が副業として電話占いを始めた感想

今では誰でも気軽に、いつでもどこでも占いが依頼できる電話占い。
私自身は電話占いを依頼したことはなかったものの、対面での占いは何度か受けていたことがあり、占い師とのやり取りも、なんとなく体験していました。
そんな私が、実際に、副業で電話占い師になった感想は、とにかく「ハード!」ということです。その理由は、

・はじめてのお仕事として占いをすること
・人のとてもディープな悩みを聞くということ(心理的負担)
・副業として限られた時間で行うこと(特に本業の仕事が終わった平日の夜、眠い時間帯に頭を使う仕事であること)

が大きな理由だと思えました。

占いをしばらく勉強していたので、「自分の占いの実力を確かめるチャンス!」と思って始めたものの、お客様にとっては「プロの占い師」です。バシっと適切な回答をもらえることが期待されています。
こういうお客様からの「期待」も、始めたばかりの占い師であった私には、それまでの職業経験にはないもので、心理的にもハードでした。

電話占い師を副業を始めたきっかけ

小学生頃から、自分は「〇〇座」、と星座に興味を持ち始めた私。10代後半から20代にかけては、雑誌『anan』の占い特集号や、占い専門雑誌も購入して、占いへの興味は募る一方。20代後半には、カルチャーセンターの西洋占星術や、九星学などの講座を受けていました。

占い好きで、悩みがあると占い館などにも相談に行ってた私。占い師の腕や技術を拝借!という気持ちもありました。
そのとき出会ったタロット占いをしていた女性と仲良くなり、彼女の勧めで、電話占い会社を紹介されることに。
当時すでに西洋占星術を独学や講座で勉強していた私には、ついに「お金をもらって(プロとして)鑑定する」チャンスが。
それ以前には、ごく親しい友人を無料で鑑定することはあったものの、お仕事としての占いははじめてでした。

実際どのくらい稼げたか?

電話占いを始めた当時は、派遣社員でフルタイム勤務していました。おまけに通勤に片道1時間半、往復3時間はかかっていたので、副業として占いができる時間は限られています。
平日は夜2〜3時間、休日は土日12時間程度待機するときも。
待機している時間まるまる報酬にはならず、実際に依頼があって、お客様と話した時間だけが報酬にカウントされます。

この待機状況で、月額2,3万円〜5,6万円程度でした。
週末フルで待機できる日数が月にどれくらいあるかが、報酬額に大きく関わっていました。
また当時は同時に、週数日、夜間にカルチャーセンターで占いを学んでいたので、平日夜時間のあるときだけの待機でした。

電話占い師はどんな人に向いているか?

電話占い師に向いている素質として、とても大切と思えるものはこんなことです。

(性格や心理面では)
・人の話を聞くのが好きな人(負担にならない人)
・人の身の上話に、自分の生活が影響されない人(サバサバした性格の人)
・語彙が多い人(とっさにすぐ言葉が出てくる人)

(肉体面や生活面では)
・喉が強い人(長くしゃべっても声が枯れないこと)
・(できれば)声に自信があるか、活舌(かつぜつ)が良い人
・普段から家にいることが多い(仕事の)人

電話占いは、とにかくお客様の顔が見えず、声だけでコミュニケーションするもの。なので、言葉そのものや声がとても重要になってきます。お客様の話も聞くので、「耳=聞く力」も大切ですね。
コミュニケーションで「話す」ことが苦痛でないこと、好きであることは必須です。

実は私は、もともと鼻声で、あまり活舌が良くないし、声もあまりきれいとは言えません。なので、声だけでのコミュニケーションは、かなり自信がないものでした。
そのため、伝えることに加えて、お客様の話を「聞くこと」にも、注意を払いました。

そして、心理的にも「人の悩みを聞いてもゆるがない自分」がしっかりしている事が必要。占い師自身が、お客様の悩みを受け止めすぎて、気分が暗くなったり、悩みモードになってしまうと、占い師の生活もおかしくなってしまうことに(実際私は少しそうなりました)。
人の悩みを聞いても左右されないタフな精神力、あるいは左右されないようにするテクニックが必要です!

電話占い師の仕事の実情

私が約半年間続けた電話占い師の仕事は、こんな感じでした。

電話占いの仕事の仕方

私が仕事を行っていた電話占いの会社では、こういう形態でした。

1)紹介、あるいは自薦により電話占い師に応募
2)会社から電話で連絡あり。電話によって、実際の占いをテスト
3)合格した後、電話占いのシステムについて確認
4)自宅にて、お仕事(実占)開始。

電話は当時、自宅にあった固定電話を利用していました。
固定電話の機器には、イヤホンやマイクを接続するものがないタイプだったので、占いの会話中は、受話器をずっと耳につけたままです。この体制がなかなか大変でした。

報酬は、実際にお客様と話した時間を分でカウントし、月ごとに集計し、1か月分が報酬となります。

電話占い会社のホームページなどで、新しい先生、オススメの先生などが紹介されます。会報誌やWebサイト用に、自己紹介や占いへの心がけなどを執筆し、紹介されたことも。

お客様に気に入っていただけると、占い師の指名制度があります。指名された場合には、分単位の報酬プラスアルファが指名料として加えられます。私自身は、リピーターの方から時々指名はいただいていたものの、まだまだ駆け出しの占い師、技術もまだまだだったためか、指名はそれほど多くありませんでした。
実力のある占い師ほど、リピート率、指名率が高いと思われます。

電話占い師と、他の占い師の違いは?

占いにはさまざまな種類があるのと同時に、占うスタイルもいろいろあります。
以前なら、対面での占いがほとんどでしたが、その次に普及してきたのが電話占い。携帯電話をひとり1台持つようになってからは、ますます普及してきました。
さらに最近は、ネットの普及によって、チャット占いやビデオ占い、またメール占いも増えてきています。
さまざまなスタイルの占い形態の中でも、電話占いの特徴はやはり「声」で直接お客様と対話することです。
声のトーン、会話の間などが、とても重要になってきます。

対面鑑定とは違い、占い師がホロスコープを見たり、タロットを展開している姿も、お客様からは見えません。この「占い中」にお客様を待たせている、という負担もあります。こういう「間」を上手くつなげることも、大切です。

依頼者から見ると、直接希望の占い師の声が聞け、お悩みを話すことができるのは親近感が沸くもの。メールやチャットのように、「文字」でのコミュニケーションよりも、対面占いに近い感覚があります。
単に占いの結果だけでなく、より対面に近いコミュニケーション、声から感じられる雰囲気、間が、とても大切になってきます。

電話占い師として注意したいこと

繰り返しになりますが、あえて「電話」で占いをする占い師としては、「声」がとても重要です。声がきれいであれば申し分ありませんが、「喉を壊さないこと」も重要です。

私自身、冬に星を見に山に上ったあと、あまりの寒空、乾燥した空気に喉をやられてしまい、しばらく声がでなくなったことがありました。
どんなに高熱の風邪でも、今まで声がでなくなったことはなかったので、パニックです。何か変な病気になったのではないかと病院を受診しても、ただの風邪だとのこと。そして冷たい乾燥した空気で、喉をやられたのでしょう、と。声が戻るのは、時期を待つしかない、と。
本当にうっかりしていましたが、声が出なければ、電話占いはできません。申し分けなかったのですが、所属会社に連絡して、1週間程度、電話占いの待機をお休みさせていただきました。

声が出ないまででなくても、風邪で声を枯らしてしまう、鼻声になってしまう(風邪で鼻をズルズルさせてしまう)などは、お客様に失礼ですし、初回依頼のお客様なら占い師への印象も悪くなってしまうでしょう。

声さえしっかりキープできれば、あとは、心理的にお客様の相談を負担に感じない、タフな精神力があれば大丈夫!電話を切ったら、すぐに相談内容を忘れてしまうくらいのほうが、次の依頼に対してクリアな頭と心構えで、占いができます。

というのも、メール鑑定など、依頼相手と距離や時間が離れている場合よりも、生の声を介した電話占いは、お客様の「思い」を、受け止めやすいツールだからです。

心理的にも「切り替え」が上手くて、後に引かない(仕事をプライベートにもちこさない)ことが、電話占いを長く続けるコツです!

副業としてのメリットとデメリット

上のような、「電話占い師として注意したいこと」が、私には不向きであったため、半年程度で電話占いは辞めてしまいました。この半年の間、本業の仕事を辞め、次の職探しの時期には、就職活動以外の日にはほぼ専業で電話占いをやっていました。
電話占いは、その後プロの占い師になるための最初のハードルでしたが、プロとしての心構えを、十分に体験できました。
そしてその後は、自分に向いている文筆に近い、メール占いや、占い鑑定文の執筆などを、副業としてポツポツと行いながら、技術を磨いていきました。

自分自身が副業で電話占いを行った経験で分かったのは、以下のようなことです。

副業で電話占い師をするメリット

・限られた時間の中で副業として行うことで、お客様の相談を受けるという心理的負担もある仕事を、「短時間」に制限して行える。
・本業の仕事への心構えとの間で、メリハリをつけられる。

副業で電話占い師をするデメリット

・本業で疲れてしまっているとき、さらにお客様の悩みを聞くハードな仕事は、精神的にも負担になる。体力的に疲れていても、相談を受ける気力が出ないことも。
・占い依頼の待機ができる時間が限られており、人気の占い師、になりにくい可能性も。

このようなメリット、デメリットを双方見てみて、電話占い師をするなら、自分には副業がいいのか、専業で本格的に行うのがいいのか、目安になりそうですね。

まとめ

いつでも気軽に、自宅から始められる電話占い師は、占いが好きで学んでいる方、プロになりたい方には、最初の登竜門として入りやすいものです。
占いは、技術として正しい回答を導ける知識も必要ですが、悩んでいる依頼者の話を聞くという役割も。人の悩みを聞き、励ましてあげるのが好きな人、おしゃべりするのが好きな人には、きっと向いているはずです!
普段、デスクワークやIT系など、あまり話をしない本業を持っている方にも、会話がメインの電話占い師は、生活にメリハリが出て良い副業になりそうですよ!

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